錦秋の平成25年11月24日、今日と支部恒例事業委員主催「歴史街道を歩く会」を開催。22名の校友が参加しました。
今回は紅葉本番の圓徳院・高台寺を訪れました。
圓徳院は豊臣秀吉の没後にその妻、北の政所(ねね)が58才の時に東山に移り住み19年間余生を送った処です。
「こんな素晴らしいところで死ぬまで住めるなんて、羨ましいわぁ。」と現在ねねと同じ58才になりました女性の私としましては、自分の老後のことをふと考える一時になりました。
伏見城から移した北庭に全員が座り、ねねの終焉の地を偲びました。桃山時代の気風そのままに美しい辻が花染のきれで表装された戦国武将の書翰や松竹梅図と雪月花図の襖絵に感動しました。
その後、小さい掌美術館を訪れ数々の美術品を鑑賞しまして、桃山時代の気風を学びました。
次は紅葉本番の高台寺へ。
「きれいやね。来て良かったね。真っ赤やね。」と歓声を上げましてこの企画をして頂いた幹事の人に感謝しました。
高台寺は秀吉の没後にその菩提を弔う為に、北の政所(ねね)が開創しましたお寺です。
徳川家康の多大な財政援助によりまして壮麗を究めておりました。
開山堂の天井・小堀遠州作の庭園・華麗な蒔絵が施された霊屋・千利休の意匠による茶席の数々に感嘆しました。
その後、牧村支部長のご案内で霊山観音をお詣りしまして懇親会はホテルりょうぜんで古都のご馳走膳を味わいました。
色付くや 豆腐に落ちて うす紅葉
芭蕉の句を想い出しまして、秋の最高の一日を過ごしました。
次回は平安京建設時、玉城鎮護のため都の方除け守護として造営された大将軍八神社を予定しております。どうか皆様のご出席を心よりお待ちしております。
茶谷幸代
(S52文)
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